ユニット全般の総称として使われるほど、ユニットの中でも最も代表的な形式である。
がん丈な一体構造の軸受箱に軸受が組み込まれており、すべての伝動装置に最も多く使用されている。

カバー付きユニットは、特に防じん・防湿の点を考慮して、軸受箱側面に鋼鈑製または鋳鉄製のカバーを取付け、軸受と軸受箱の両面の密封装置により防じん効果を高めている。

軸受箱の取り付け面に印ろうを設け、相手方へはめ込むようにしているので、取り付けの際に偏心が少なく、位置決めも正確にできる。

鋼鈑製フレームにテークアップ形ユニットを組み合わせたもので、調整ボルトにより軸心を自由に移動させることができる。

軸受、軸受箱ともにステンレス製を用いて耐食性をもたせており、錆をきらう機械に適している。
写真の他に狭幅ピロー形、印ろう付き丸フランジ形、テークアップ形ユニットがある。

ステンレス製軸受をアルミニウム合金製軸受箱に組み込んで軽量化を図り、特に耐食性があり、ステンレス鋼板製カバー付きを用いることで防じん・防湿効果が得られる。

ステンレス製軸受を熱塑性ポリエステル樹脂製軸受箱に組み込んで、軽量化を図り特に耐食性とともに衛生的であり食品機械などに適している。この軸受箱に樹脂製の軸端カバーで軸と軸受の回転部を覆い安全性とともに防じん性を高めることができる。
写真の他に狭幅ピロー形、変形ひしフランジ形、テークアップ形、ハンガー形ユニットがある。尚フランジ形にはオプションにてバックシールの取付も可能です。

従来のインサート軸受ユニットに比べて小形・軽量で、機械設備のコンパクト化が図られる。軸受箱にはセンタマークが付いているので位置決めが容易である。
カバー付きユニットには、ステンレス製カバーをクリップで固定する方式で、着脱作業が容易である。カバーのゴムシールは、シール効果の高い二重リップ構造にしているので、防じん・防湿効果がある。

軸受、偏心固定輪、軸受箱にステンレス材を用いて耐食性をもたせており、さびをきらう機械に適している。写真の他にカバー付きユニットがある。

2枚の鋼板製軸受箱にゴムシール付きインサート軸受を組み合わせた形式で、構造が簡単であり、比較的軽荷重・中低速の伝動装置に適している。

軸受、軸受箱に超高分子量ポリエチレンを用いているので吸水性が少ないので水中でも使用できる。

軸受に超高分子量ポリエチレン、軸受箱に亜鉛合金ダイカストを用いている。

軸受にポリエーテルエーテルケトン、軸受箱にステンレス鋳鋼を用いている。-20°C～+250°C迄使用可能です。